ゲーミングPCを選ぶときに、最初に悩むのが「CPUはIntelとAMDどっちがいいの?」という点ではないでしょうか。
名前は聞いたことがあっても、実際にどんな違いがあるのか、どんな人に向いているのかはわかりにくいですよね。
この記事では、Intel Core UltraシリーズとAMD Ryzenシリーズを中心に、ゲーミングPCでの性能や特徴をわかりやすく解説します。
さらに、CPU名にある「K」「X3D」などの記号の意味や、初心者がよくある誤解についても紹介します。
「どのCPUを選べば自分に合うのか知りたい」
「ゲームと配信、どちらも快適にしたい」
「将来性を考えて長く使えるPCを選びたい」
そんな方に向けて、IntelとAMDの違い・選び方・おすすめモデルを丁寧に比較していきます。
この記事を読めば、CPUの特徴を理解したうえで、自分にぴったりのゲーミングPCを選べるようになります。
ゲーミングPCの性能を決める「CPU」とは?
ゲーミングPCの性能は、CPUの働きによって大きく変わります。
ゲームの処理速度だけでなく、GPUとの相性やマルチタスクの快適さにも影響するため、CPUの役割を理解しておくことが大切です。
CPUがゲーム処理に与える影響
CPUは、ゲーム内のキャラクターの動きや敵のAI処理、マップの読み込みなど、多くの計算を担当しています。
とくにFPSやバトロワなど、動きの速いゲームでは「CPUの処理速度がフレームレートに直結しやすい」ため、性能の差が出る部分です。
また、CPUには「シングルスレッド性能」と「マルチスレッド性能」の2つがあり、多くのゲームは今でもシングルスレッド性能の高さを必要とします。
そのため、周波数(GHz)が高く、1つのコアが強いCPUほどゲームが安定しやすい傾向があります。
同じGPUを使っていても「思ったよりFPSが出ない」という場面はよくありますが、その原因がCPUボトルネックです。
CPUがゲームの処理に追いつかないと、GPUの性能を最大限に発揮できません。
快適に遊ぶためには、GPUだけでなくCPUもバランスよく選ぶことが重要になります。
CPUとGPUの関係性
ゲーミングPCでは、CPUとGPUがそれぞれ役割を分担しながら動作しています。
・GPU:主に映像描画を担当
・CPU:キャラクターの動きや敵のAI、フィールドの計算など、ゲームの“頭脳”部分を処理
どちらか一方の性能が不足すると、もう一方の力を十分に引き出せず、思ったようなフレームレートが出ないことがあります。
とくにGPUを高性能なモデルにした時に起こりがちなのが「CPUボトルネック」です。
CPUの処理が追いつかないために、GPUが本来の性能を発揮できず、FPSが伸びない状態を指します。
逆に、CPUだけ高性能でGPUが弱い場合も同様で、ゲームの快適さにはつながりません。
また、CPUとGPUの相性はゲームジャンルによっても違います。
例えば、FPSやバトロワはCPUのシングルスレッド性能が重要ですが、RPGやシミュレーションはGPU側の力が大きく影響します。
このため、用途に合わせてバランスよく構成を選ぶことが、快適なゲーミング体験につながります。
CPUが担う3つの基本役割
CPUは、PCの中で「頭脳」といえる役割を持っています。
役割を大きく分けるとこの3つ。
1:ゲームの計算処理
2:マルチタスクの管理
3:OSやアプリ全体の制御
まず1つ目は、ゲームの計算処理です。キャラクターの動き、敵のAI、物理演算など、ゲームが正しく動くためのあらゆる情報をCPUが処理します。
2つ目は、マルチタスクの管理です。ゲームをしながらボイスチャットを使ったり、ブラウザを開いたり、録画や配信を同時に行う場合、CPUの性能が高いほど動作が安定します。
とくに配信ソフトや録画ソフトはCPU負荷が高いため、ゲームと同時に使うなら十分なコア数が重要になります。
3つ目は、OSやアプリ全体の制御です。Windowsの操作やアプリの起動、バックグラウンドで動く処理の多くをCPUが担当しています。
CPUが十分な性能を持っていれば、ゲームを起動するまでの速度が速くなったり、アプリ切り替えがスムーズになったりと、日常の使い勝手にも大きく影響します。
このように、CPUはゲームの快適さだけでなく、PC全体の操作性を大きく左右する重要なパーツです。
IntelとAMD、ゲーミングPCではどちらが主流?
ゲーミングPCで選ばれるCPUは、大きくIntelとAMDの2種類です。

POINT
最近は、AMD Ryzenシリーズを搭載したゲーミングPCが主流になっています。
どちらも性能が高く用途に合わせて選べますが、特徴や得意分野には違いがあります。
まずは両者の基本的な位置づけを知っておきましょう。
Intelの特徴(Core Ultra/Coreシリーズ)
Intelは長年ゲーミングPCの定番として人気があり、シングルスレッド性能の高さが特徴です。
これにより、FPSやバトロワ、MOBAなど、CPU依存度の高いゲームで安定したフレームレートを出しやすい傾向があります。
これまでの「Core i5」「Core i7」「Core i9」といったシリーズから、最新のデスクトップ向けシリーズではCore Ultraへ移行が進んでいます。
Core Ultraでは、従来のPコア(高性能コア)とEコア(高効率コア)を組み合わせたハイブリッド構成をさらに最適化し、ゲームとマルチタスクを同時に行う場面でも性能を発揮しやすくなっています。
さらに、キャッシュ容量の増加や効率的なスレッド管理によって、負荷が集中しやすいゲーム処理もよりスムーズになりました。
これにより、高リフレッシュレートのゲーミングモニターとも相性がよく、快適なプレイ環境を作りやすいのがIntel CPUの強みです。
最新のCore Ultraはマルチタスク性能に優れ、特に“ゲームと作業を同時に行いたいユーザー”に向いています。
AMDの特徴(Ryzenシリーズ)
AMDは、近年ゲーミングPCで人気が急上昇しているCPUメーカーです。
高いマルチスレッド性能と効率的なアーキテクチャにより、ゲームだけでなく配信・動画編集などの“重い作業”にも強いのが特徴です。
Zen 3(Ryzen 5000シリーズ)で大幅に性能が向上し、Intelと互角以上のゲーム性能を発揮するようになりました。
続くZen 4(Ryzen 7000シリーズ)では、動作周波数の向上やDDR5メモリ対応により、ゲームとクリエイティブ作業の両方でバランスの良い性能を実現。
そして最新のZen 5(Ryzen 9000シリーズ)では、命令実行効率がさらに改善され、1コアあたりの処理速度(IPC)が向上。
これにより、シングルスレッド性能でもIntelと渡り合えるレベルに進化しました。
また、「X3D」モデルは、3D V-Cacheという大容量キャッシュを搭載することで、ゲーム性能が大幅に強化されています。
最新の Ryzen 7 9800X3D や Ryzen 9 9950X3D は、CPU依存度の高いゲームでトップクラスのフレームレートを発揮します。
AMDは、ゲーム・作業・配信のすべてを幅広くこなしたいユーザーに向くCPUと言えます。
Intel Core Ultraシリーズのラインナップと特徴
Intelの最新デスクトップ向けCPU「Core Ultra」シリーズは、従来のCoreシリーズを進化させたモデルです。
ゲーム性能だけでなく、配信や編集といったマルチタスクにも強く、幅広い用途に対応できるのが特徴です。

| Intel CPUの主なラインナップ
※主にBTOで採用されるCPU |
||||
| コア数/スレッド数 | ブーストクロック/
ベースクロック |
ソケット | TDP | |
| Core Ultra 9 285K | 24/24 | 5.5 GHz/3.7 GHz | FCLGA1851 | 125W |
| Core Ultra 7 265K | 20/20 | 5.4 GHz/3.9 GHz | FCLGA1851 | 125W |
| Core Ultra 7 265F | 20/20 | 5.2GHz/2.4GHz | FCLGA1851 | 65W |
| Core i7-14700F | 20/28 | 5.3GHz/2.1GHz | FCLGA1700 | 65W |
Core Ultraと従来Coreシリーズの違い
Core Ultraシリーズは、従来の「Core i5・i7・i9」から設計を見直し、よりゲームとマルチタスクに強い構成に進化しています。
最も大きなポイントは、高性能コア(Pコア)と高効率コア(Eコア)の最適化がさらに進んだことです。
これにより、ゲームのように一部の処理が重くなる場面でも、Pコアがしっかり働き、バックグラウンド処理はEコアが担当するなど、より効率的に動作します。
また、キャッシュ構造の改良によって、ゲーム中の細かい処理がスムーズになり、フレームレートの安定性が向上した点も注目ポイントです。
従来世代よりも高負荷ゲームで安定しやすく、高リフレッシュレートとの相性が良くなっています。
さらに、AI関連処理を担う新しいユニットの搭載など、将来のゲームやアプリで役立つ要素も強化されています。
総合的に見ると、Core Ultraは「ゲームしながら録画・配信もしたい」というユーザーにとても向いているCPUです。
CPU名称にある記号の意味(K・KF・F)
IntelのCPUには、製品名の末尾に「K」「KF」「F」などの記号が付くことがあります。
これは性能や機能の違いを表しており、用途に合わせて最適なモデルを選ぶために知っておくと役立ちます。
KF:オーバークロック対応 + 内蔵グラフィックスなし
F:オーバークロック非対応 + 内蔵グラフィックスなし
無印:オーバークロック非対応 + 内蔵グラフィックス搭載
まず「K」は「オーバークロック対応」を意味します。
Kモデルはオーバークロック(周波数を上げる調整)が可能なため、高性能CPUを求めるユーザーや自作PCユーザーに人気があります。
一方で、一般的なゲーミング用途で必須というわけではありません。
次に「F」は「内臓グラフィックなし」の意味です。
つまり「KF」の場合「オーバークロック対応 + 内蔵グラフィックスなし」と言うことになります。
POINT
GPUを別途搭載する前提のゲーミングPCでは内蔵グラフィックが不要なので、「F」付きモデルを選ぶことでやや価格を抑えられるのがメリットです。
最後にKやFが付いていない無印モデルは「オーバークロック非対応 + 内蔵グラフィックス搭載」モデルになります。
GPUを搭載する予定がないPCや、GPUが故障したときのモニター出力救済に役立ちます。
これらの記号を理解しておくと、必要な機能と価格のバランスを見極めやすくなります。
Intel CPUの世代とソケットの関係
IntelのCPUを選ぶ際に知っておきたいポイントが「ソケット」と呼ばれるマザーボードとの接続規格です。
CPUは世代ごとに対応ソケットが異なるため、互換性を理解しておくとパーツ選びで失敗しません。
従来のCoreシリーズでは LGA1200 → LGA1700と変化してきましたが、
最新のデスクトップ向けIntel Core Ultraでは新しいソケット LGA1851が採用されています。
POINT
LGA1851はLGA1700との互換性がありません。
そのため、Core Ultraを使う場合は必ず「LGA1851対応マザーボード(最新チップセット)」が必要になります。
また、ソケットが刷新されるタイミングではメモリ規格(DDR4 → DDR5)や電源設計も見直されるため、CPUだけを入れ替えることは基本的にできません。
ゲーミングPCでは、CPU性能・マザーボードのチップセット・メモリの組み合わせが性能に影響しやすいので、世代をまたぐカスタマイズには注意が必要です。
STORMのBTO PCなら、最新CPUに最適化されたマザーボードが組まれているため、ソケット互換で悩む必要がありません。
ゲーミングPCで人気のIntel CPUベスト3
1位:Core Ultra 7 265K
2位:Core i7 14700KF
3位:Core Ultra 5 225F
Intelのデスクトップ向けCPUは、ゲームやクリエイティブ作業の安定した動作から多くのユーザーに選ばれています。
ここでは、現在のCore Ultra世代を中心に、ゲーミングPCで特に人気のあるモデルを紹介します。
まず注目されているのがCore Ultra 7。
高い性能を持ち、FPSなどCPU負荷の高いタイトルでも快適に遊びやすいモデルです。
価格と性能のバランスが良く、ゲーミング用途では選ばれやすい位置にあります。
つぎに注目されるのが一世代前のCPUであるCore i7です。
高性能コアと効率コアのバランスが良く、ハイパースレッディング・テクノロジーによりスレッド数が多い特徴があります。
スレッド数の多さから、ゲームと配信や録画を同時に行うユーザーにも向いています。
そして、性能とコスパのバランが良いCore Ultra 5。
上位モデルほどの性能は必要ないものの、最新ゲームをしっかり遊べる性能があり、初めてのゲーミングPCにも適しています。
これらのCPUは、ゲームの種類や遊び方に合わせて最適な選択肢となり、幅広い層から支持されています。
AMD Ryzenシリーズのラインナップと特徴
AMDのRyzenシリーズは、高いマルチスレッド性能と効率性の良さから、ゲームだけでなく配信や動画編集にも強いCPUです。
世代ごとに大幅な性能向上を続けており、幅広いユーザーに選ばれています。

| AMD Ryzenの主なラインナップ
※主にBTOで採用されるCPU |
||||
| コア数/スレッド数 | ブーストクロック/
ベースクロック |
ソケット | TDP | |
| Ryzen 9 9950X3D | 16/32 | 5.7 GHz/4.3 GHz | AM5 | 170W |
| Ryzen 7 9800X3D | 8/16 | 5.2 GHz/4.7 GHz | AM5 | 120W |
| Ryzen 7 9700X | 8/16 | 5.5 GHz/3.8 GHz | AM5 | 65W/105W |
| Ryzen 7 7800X3D | 8/16 | 5.0 GHz/4.2 GHz | AM5 | 120W |
| Ryzen 7 5700X | 8/16 | 4.6GHz/3.4GHz | AM4 | 65W |
| Ryzen 5 7500F | 6/12 | 5GHz/3.7GHz | AM5 | 65W |
Ryzen 9・7・5の違い
AMDのRyzenシリーズは、数字によって性能クラスが明確に分かれています。
| Ryzen 9
最高性能CPU |
Ryzen 7
万能型CPU |
Ryzen 5
コスパ重視CPU |
|
| 性能 | 非常に高い | 高い | 一般レベルなら十分 |
| 価格 | 高い | 中~高 | 手頃 |
| ゲーム | ◎ | ◎ | ○ |
| 動画編集 | ◎ | ○ | △ |
| コスパ | △ | ○ | ◎ |
上位になるほどコア数が増え、ゲーム以外の重い作業にも強くなるため、用途に合わせて選びやすい構成です。
最上位に位置するのが Ryzen 9。
Ryzen 9は、動画編集や配信などを本気でやる人向けです。
コア数・スレッド数が多く、重い作業でも余裕がありますが、価格は高くなります。
ゲームはもちろん、本格的な4K動画編集や3DCG制作などクリエイティブ作業にも強いCPUです。
次にバランスの良さで人気の Ryzen 7。
ゲーム性能が高く、幅広いタイトルで安定したフレームレートを出せます。
また、クリエイティブ作業も快適に行える万能型CPUです。
Ryzen 7はRyzen 9より価格が安く、高性能でありながら手に取りやすいCPUです。
Ryzen 5 は、コスパの高さが魅力です。
日常用途やゲームに十分な性能を持っており、価格も安いことから、重たい作業はやらない。コスパ重視のPCが欲しい人に合っているCPUです。
AMDのRyzenシリーズには、X3Dタイプがあります。
通常のRyzenシリーズと違い、AMD 3D V-Cache Technologyという技術で作られるCPUで、ゲーム性能が非常に長けたCPUになります。
FPSゲームは300fpsを超えたり、重たいゲームも高いフレームレートで遊ぶことができます。
その代わり、価格がとても高くなるため、ガチプレイヤーやeスポーツ大会などを目指すプレイヤーにおすすめです。
このように、Ryzenは数字やX3Dが付いているかを見るだけで性能の方向性がわかる、初心者でもCPUを選びやすいシリーズです。
Ryzen CPU名称にある数字・記号の意味
Ryzen CPUは、モデル名の数字を見ることで性能クラスや世代を簡単に把握できます。
例えば「Ryzen 7 9800X3D」という名称には、それぞれ意味が込められています。
最初の “7” は性能クラスを表し、Ryzen 9 > 7 > 5 > 3 の順で高性能になります。
次の “9xxx” の部分は世代を示しており、9000番台は最新のZen 5世代にあたります。
この数字が大きいほど新しい世代で、性能向上や消費電力の改善が行われています。
末尾の “X” は、動作周波数が高く性能重視のモデルであることを示します。
従来の“無印”よりもゲーム性能が高く、負荷のかかるタイトルでも安定しやすいのが特徴です。
さらに注目なのが “X3D”。
これは「3D V-Cache」という大容量キャッシュを搭載した特別モデルで、ゲーム性能が大幅に向上します。
CPU依存の強いFPSや競技系タイトルで非常に高いフレームレートを出せるため、ゲーマーから高い評価を受けています。
このように、Ryzenの名称は数字と記号を見るだけで性能の方向性がわかるため、初心者でも選びやすい点が魅力です。
Ryzenの世代ごとの違い(Zen 3 → Zen 4 → Zen 5)
AMD Ryzenシリーズは、世代が進むごとに大きく性能が向上してきました。
まず Zen 3(Ryzen 5000シリーズ) は AM4 ソケットに対応し、1コアあたりの処理能力(IPC)が大きく改善。
ゲーム性能が一気に向上し、「Ryzenはゲームに強い」という評価が広がった世代です。
続く Zen 4(Ryzen 7000シリーズ) では、動作周波数の向上や DDR5 メモリ対応といった大きな刷新が行われました。
この世代から AM5 ソケット専用 となり、AM4版のZen4 CPUは存在しません。
ソケットとメモリ規格が変わったため、Zen 3 → Zen 4 へ移行する場合は マザーボードの交換が必須 になります。
AM4とAM5には互換性がない点は、初心者がよく見落としがちなポイントです。
そして最新の Zen 5(Ryzen 9000シリーズ) も AM5 を採用し、内部構造の最適化によって IPC がさらに向上。
ゲーム性能では Intel 最新世代と競り合う高い水準に達しています。
特に“X3D”モデルは大容量3D V-Cacheを搭載し、競技系タイトルで非常に高いフレームレートを実現します。
Zen 3→Zen 4→Zen 5 と進むにつれて、性能だけでなく“プラットフォームの刷新”も進んでおり、これから買うなら AM5が長期的に有利 な選択肢です。
ゲーミングPCで人気のAMD CPUベスト3
1位:Ryzen 7 9800X3D
2位:Ryzen 7 9700X
3位:Ryzen 7 5700X
AMD Ryzenシリーズは、ゲーム性能とマルチスレッド性能のバランスの良さから、多くのゲーマーに選ばれています。
特に最新のZen 5世代は大幅に進化しており、ゲーム用途でもIntelと肩を並べる高い性能を発揮します。
まず注目されているのが Ryzen 7 9800X3D。
3D V-Cacheを搭載した“X3D”モデルで、CPU依存度の高いFPSやバトロワタイトルで非常に高いフレームレートを出せるトップクラスのゲーミングCPUです。
次に人気なのが Ryzen 7 9700X。
多コアCPUでありながらゲーム性能も非常に高く、ゲーム・配信・動画編集もこなすヘビーユースに向いています。
そしてコスパ層に支持されているのが Ryzen 7 5700X。
価格を抑えつつ最新ゲームを十分に動かせる性能があり、初めてのゲーミングPCにも選ばれやすいモデルです。
いまでもBTOで採用され続けている定番モデルとして根強い人気があります。
コスパの高さと扱いやすさから「予算を抑えて幅広いゲームを楽しみたい」という人におすすめで、AM4環境を使い続けたいユーザーにも最適です。
あなたに合うCPUはどっち?タイプ別おすすめリスト
CPUの特徴はわかっても、「結局どっちを選べばいいのか?」という疑問は残りやすいものです。
ここでは、プレイスタイルや用途別に、IntelとAMDのどちらが適しているかをわかりやすく紹介します。
とにかくフレームレートを高く出したい
結論:最高FPSを目指す → Ryzen X3D(最強)
FPSやバトロワなどの競技系ゲームでは、CPUの性能差がフレームレートに直結します。
とくにCPU依存度が高いタイトル(Apex、VALORANT、タルコフなど)では、最高FPSを求めるほどCPU選びが重要です。
現在、純粋なゲーム性能の高さで最も有利なのはRyzenの「X3Dモデル」です。
とくにRyzen 7 9800X3DやRyzen 9 9950X3Dは、大容量3D V-Cacheの効果により、CPUが行うゲーム内の細かい処理を高速に処理できるため、他のCPUを大きく上回るフレームレートを出すケースが多く見られます。
競技系ゲームを本気で楽しみたい人にはX3Dモデルが最適です。
配信・動画編集もやりたい
まず強みがはっきりしているのが AMD Ryzenです。
ゲームをしながら配信したり、録画データを編集したりする場合、CPUには「ゲーム性能」と「マルチスレッド性能」の両方が求められます。
この用途では、性能バランスの良さや効率性が重要です。
特にZen 5世代はマルチスレッド処理に強く、ゲーム+配信+録画のような複数タスクを同時に行う場面でも負荷が分散されやすいのが特徴です。
また、Ryzen 9シリーズはコア数が多いため、動画編集ソフトでも効率よくレンダリングでき、生産系のワークロードにも強いメリットがあります。
もちろん Ryzen 7 9800X3D のようなX3Dモデルでも配信は可能ですが、X3Dはゲーム特化の性質が強いため、
「ゲームも編集も高レベルでこなしたい」なら、Ryzen 9(無印/X) のほうがバランスが良いケースが多いです。
Intel Core Ultraも悪くありませんが、複数タスク同時処理の安定感ではRyzenが一歩リード。
特に「ゲーム配信を始めたい」「動画編集もする予定」というユーザーには、Ryzenが最も使いやすい選択肢になります。
コスパ重視でバランス良く遊びたい
費用を抑えつつもしっかり遊びたい → Ryzen 5/Core Ultra 5
「最新のハイエンドCPUまでは必要ないけれど、快適にゲームを遊びたい」という人にとって、コスパはとても重要なポイントです。
この用途では AMD Ryzen と Intel Core Ultra の“中価格帯モデル” が候補になりますが、両者には少し違いがあります。
特に Ryzen 5 7500F は価格を抑えながらも十分なゲーム性能があり、最新タイトルでも問題なく遊べるバランスの良さが魅力です。
さらに、AM4プラットフォームで今も現役のRyzen 7 5700Xは、値段のわりに性能が高く、BTOでも採用率が非常に高い“定番コスパCPU”です。
Intelの場合はCore Ultra 5が選択肢になります。
シングルスレッド性能が高いため、CPU依存度の強いゲームで安定したフレームレートを出しやすい点がメリットです。
ただし、同クラスのRyzenに比べると価格がやや高めになる傾向があります。
クリエイティブ作業を最優先にしたい
クリエイティブ作業を最優先にしたいなら、Intel Core Ultraシリーズが最適です。
マルチコア数が多く、CPUによる3DCGレンダリングや動画エンコードの処理速度に強みを発揮します。
ただし、ゲームに関しては最適化が進んでいないのが現状で、快適さはAMD Ryzenシリーズに劣るシーンが多くあります。
ゲームに関する最適化は、今後のアップデートが期待されています。
初心者がCPU選びでよくある誤解
CPUは性能の違いが数字だけではわかりにくく、誤解されやすいパーツです。
ここでは、初心者が特に勘違いしがちなポイントを整理し、正しい選び方ができるように解説します。
コア数が多いほどゲームが速くなる?
「コア数が多い=ゲームが速くなる」と思われがちですが、実際には必ずしもそうではありません。
多くのPCゲームは、いまだに“シングルスレッド性能”への依存度が高く、コア数の多さよりも 1コアあたりの処理能力 が重要になる場面が多くあります。
例えば、FPSやバトロワなどの競技系タイトルでは、CPUが行うキャラクター制御や計算処理が多いため、クロックの高さやIPC(1コアの処理効率)がフレームレートに直結します。
そのため、コア数だけが多いCPUより、1コアが強いCPUのほうがFPSが出る というケースはよくあります。
ただし、マルチス性能が有効なゲームなどは、スレッド数の多さからCore Ultraがフレームレートを上回る結果となります。
例外もあり、RyzenのX3Dシリーズ のように大容量3D V-Cacheを搭載したモデルは、ゲーム内の細かい処理を高速化できるため、コア数以上の性能を発揮します。
FPSゲームはもちろん、リアルタイムシミュレーションのようなキャッシュが快適さを左右するゲームなどにも強い傾向にあります。
・コア数=ゲーム性能ではない
・ゲームは「1コアの強さ」「キャッシュ量」が重要
・コア数の多さが活きるのは配信・編集・クリエイティブなどの作業
という点を理解しておくと、CPU選びで失敗しにくくなります。
高性能CPUさえあればどんなゲームも快適?
「高性能なCPUさえ選んでおけば、どんなゲームでも快適に遊べる」と思われがちですが、実はそうとは限りません。
POINT
ゲームの快適さは CPUだけでなく、GPU(グラボ)とのバランス に大きく左右されるため、CPU性能だけを上げても性能が伸びないケースがあります。
例えば、最新のAAAタイトルや高画質設定のゲームはGPU負荷が非常に大きく、CPUよりもグラフィック性能がボトルネックとなることがほとんどです。
このような場面では、CPUをハイエンドにしてもFPSはほとんど変わらず、GPUをアップグレードするほうが効果的です。
・CPU依存が強いゲーム → FPS・バトロワ・RTS
・GPU依存が強いゲーム → AAAタイトル・レース・RPG
という傾向があり、CPUがいくら強くてもGPUが不足していると本来の性能を活かせません。
また、ゲームをプレイする解像度(FHDや4Kなど)によって、CPUかGPUの依存度が変わってきます。
・FHD → CPU性能の影響が大きい
・WQHD → CPUとGPUが50%ずつ使われることが多い
・4K → GPU性能の影響が大きい
このように、解像度がFHDの場合はCPU性能の影響が大きいですが、4KになるとGPU性能が求められることが多くなります。
さらに、Ryzen X3Dシリーズのように“ゲームに特化したCPU”は、同じ価格帯のハイエンドCPUよりもゲームで圧倒的に強いことがあるため、単純に“価格=ゲーム性能”と考えてしまうのも誤解の元です。
・ゲームごとの特性
・ゲームをプレイする解像度
・特化型CPU(X3D)か汎用型CPUか
これらを理解して選ぶのが、快適なゲーミングPCを組むためのポイントです。
内蔵GPUがあればグラボはいらない?
「CPUに内蔵GPUが付いているなら、グラボはいらないのでは?」と考える初心者もいますが、ゲームプレイではほとんどの場合、専用GPU(グラフィックボード)が必要 です。
POINT
内蔵GPUは、オフィスやウェブ閲覧などの軽い作業や動画再生には十分ですが、3Dゲームを滑らかに動かす性能はありません。
例えば、IntelのCore UltraやRyzenのGシリーズなどには内蔵GPUが搭載されていますが、高画質設定の最新ゲームはもちろん、FPSやバトロワなどの競技系タイトルでも快適にプレイすることはほぼ不可能です。
フレームレートが伸びず、画質を大きく落としても、ゲームが起動できないこともあります。
グラフィックボードは、ゲーム内の描画処理を専用に担当するパーツで、内蔵GPUとは比較にならない性能を持っています。
特にGeForce RTXシリーズやRadeon RXシリーズは、
・高画質設定
・高フレームレート
・レイトレーシング
・AI処理(DLSSなど)
に対応し、ゲームプレイの質を大きく引き上げてくれます。
内蔵GPUは「とりあえず画面を映す」「軽作業をする」ためには便利ですが「本格的なゲームをするなら必ず専用のグラボが必要」という点は押さえておきましょう。
あなたに合うCPUを見つけよう
CPUを選ぶときに迷ったら、まず「どんな遊び方をしたいか」を基準に考えるのが一番の近道です。
数字や専門用語に惑わされず、用途に合った性能と、必要な価格帯のバランスを意識すると、あなたに合うCPUが自然と絞れてきます。
ゲームだけを楽しむなら、Ryzen 7 9800X3DやRyzen 7 9700Xのようなゲームに強いCPUがぴったりです。
一方で、3DCGやCPUを使ったレンダリング作業など、クリエイティブ作業も行いたい人は、マルチコア性能に優れたCore Ultraシリーズを選ぶと作業がスムーズになります。
どちらが“絶対に正しい”ということではなく、あなたのスタイルに合ったCPUが最適解なので、どのような使い方をするかチェックしてみましょう。
また、STORMのBTOなら、Intel・AMDどちらを選んでもパーツ構成や冷却設計がしっかり作られているため、初心者でも安心して選べます。
構成ごとに役割が明確で、「フレームレート重視」「静音」「配信向け」「コスパ重視」など、自分の用途と照らし合わせながらモデルを比較しやすいのが特徴です。
もし迷ったら、まずはSTORM公式サイトで、IntelモデルとAMDモデルの違いを比べてみてください。
あなたの遊び方に合う1台が、きっと見つかるはずです。

ゲーミングPCやPCパーツが大好き。自作PC歴は20年以上で、何台もPCを壊してきました。。。
その分PCに詳しくなり、今では自身のサイト「ゲーミングPC NAVI」を運営しています。
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