パソコンは精密機器です。
どれだけ慎重に選んで購入しても、故障のリスクをゼロにすることはできません。
だからこそ、購入前に「保証」と「サポート」の内容をきちんと確認しておくことが大切です。
この記事では、主要BTOメーカーの保証・サポートを比較しながら、STORMの保証内容についても詳しく解説しています。
購入前のチェックリストとしてお役立てください。
BTOパソコンの保証とは?まず基本を押さえよう
BTOパソコンを購入すると、メーカーから一定期間の「保証」が付いてきます。
ひと口に保証といっても、内容はメーカーによって異なります。
まずは基本的な仕組みを整理しておきましょう。
保証期間とは
保証期間とは、購入後に自然故障が発生した場合に、無償で修理・交換を受けられる期間のことです。
BTOパソコンの場合、1年間が業界の標準的な目安となっています。
一部のメーカーでは3年間の保証を標準で提供しているところもあり、この差は購入先を選ぶうえで重要な判断材料になります。
自作PCではパーツ単位の保証となりますが、BTOパソコンではPC全体にまとめて保証が付くのが特徴です。自作PCとBTOの違いについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
自然故障と物損の違い
保証が適用されるのは「自然故障」が基本です。
自然故障とは、通常の使い方をしていても部品が劣化・故障してしまうケースを指します。
一方で、落下・水濡れ・誤操作による破損などは「物損故障」として扱われ、通常の保証では対象外となります。

物損まで補償したい場合は、別途「物損保証オプション」が提供されているかを確認しておくとよいでしょう。
延長保証とは
標準の保証期間を超えて、有償で保証を延長できるのが「延長保証」です。
ゲーミングPCは高価な買い物になりやすく、1年で保証が切れると不安を感じる方も多いはずです。
延長保証に加入しておくことで、2年目以降に故障が発生しても修理費用を大幅に抑えられる可能性があります。

ただし、延長保証の内容や料金はメーカーによって異なります。
なお、保証期間が終了した後に故障が発生した場合でも、有償で修理対応が可能です。
修理費用はパーツ代に加えて作業料も発生するため、内容によっては数万円規模の出費になることもあります。
「壊れてから考えればいい」と思っていても、保証が切れたタイミングで故障してしまうと費用の負担が重くなりやすいのが現実です。
こうしたリスクを踏まえると、延長保証を検討する価値は十分あるといえます。
修理時の送料について
意外と見落としやすいのが、修理に出すときの送料です。
修理の流れは「ユーザーがメーカーへ発送 → 修理後にメーカーから返送」が一般的ですが、発送時の送料はユーザー負担となるケースがほとんどです。
PCは大きくて重いため、送料は2,400円以上かかることも珍しくありません。
メーカーによっては発送・返送ともにメーカー負担としているところもあり、この点も比較時に確認しておくとよいでしょう。
POINT
保証の基本は「自然故障のみ対象」です。落下・水濡れなどの物損は通常カバーされません。また、修理時の送料はユーザー負担になるケースが多いため、見落とさないよう注意しましょう。
主要BTOメーカーの保証期間・延長保証を比較
BTOメーカーの保証内容は、大きく2つのパターンに分けられます。
標準の保証期間と延長保証の料金体系を整理しておくと、購入時の比較がしやすくなります。
| パターンA | パターンB | |
| 標準保証期間 | 1年 | 3年 |
| 延長保証 | あり | 基本なし |
| 延長保証の料金 | 定額型 or 本体価格の10〜15% | – |
※保証内容は各メーカーにより異なります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
標準3年保証は少数派
BTOメーカーの多くは、標準保証期間が1年となっています。
一部のメーカーでは標準で3年保証を提供していますが、その場合は延長保証に対応していないことがほとんどです。
「最初から長い保証が欲しい」か「延長保証で期間を調整したい」か、どちらのスタイルが合うかで選ぶ方向性が変わってきます。
延長保証の料金体系は2タイプ
標準1年保証のメーカーは、延長保証を追加することで保証期間を伸ばせます。
料金の設定方法は主に2タイプあります。
定額型
本体価格にかかわらず、保証料金が一定額に固定されているタイプです。
スペックが上がっても追加費用は変わらないため、高価なPCを購入する場合でもコストが読みやすくなっています。
たとえば延長保証が定額6,600円のメーカーであれば、購入するPCの価格に関係なく一律6,600円です。
| 購入金額 | 延長保証料(定額型の例) |
| 25万円のPC | 6,600円 |
| 40万円のPC | 6,600円(同じ) |
購入するPCが高価になっても延長保証の料金は変わらないため、ハイスペックなモデルほど割安に感じやすいのが定額型の特徴です。
本体価格の一定割合型
本体価格の10〜15%を延長保証料として支払うタイプです。
PCが高価になるほど保証料も比例して上がるため、購入前に費用感を確認しておく必要があります。
| 購入金額 | 延長保証料(割合型10%の例) |
| 25万円のPC | 25,000円 |
| 40万円のPC | 40,000円 |
同じ「3年間の延長保証」でも、PCの価格が上がるにつれて保証料の差は大きくなります。
ハイスペックなPCを選ぶほど延長保証の費用もかさみやすい点は、割合型の注意点のひとつです。
POINT
延長保証の料金は「定額型」と「本体価格の割合型」の2タイプがあります。高価なPCを購入する場合、割合型は費用が大きくなりやすいため、どちらの体系かを購入前に確認しておきましょう。
購入前に知っておきたいサポートの基礎知識
保証期間と合わせて確認しておきたいのが、サポートの対応体制です。
故障した際に「いつ・どうやって連絡できるか」は、メーカーを選ぶうえで意外と重要なポイントになります。
電話サポートの対応時間
電話サポートの対応時間は、メーカーによって異なります。
24時間365日受け付けているところもあれば、平日の日中のみ対応というところもあります。
BTOパソコンの購入層にはゲームをメインで楽しむ方も多く、深夜や休日に使っていて不具合が起きるケースも少なくありません。
急いで相談したい場面を考えると、対応時間は事前に把握しておきたい項目のひとつです。
電話以外のサポート手段も確認を
電話が繋がりにくい時間帯でも、メールやFAXで問い合わせができるメーカーも多くあります。
メールやFAXは24時間受け付けているケースが多く、急ぎでなければ落ち着いて状況を整理して送れるという利点もあります。
複数の連絡手段が用意されているかどうかも、サポート体制を比較するひとつの基準になります。
修理中はPCが手元にない
サポートを利用する際にもうひとつ知っておきたいのが、修理中はPCが手元から離れるという点です。
BTOパソコンの修理は基本的にセンドバック方式、つまりメーカーへ送って修理してもらう形になります。
発送から返送まで、場合によっては数日〜2週間程度かかることがあります。
PCを仕事やゲームで毎日使っている方にとっては、その間PCが使えない状況が続くことになります。
修理期間の目安については、問い合わせ時にメーカーへ確認しておくと、いざというときに慌てずに済むでしょう。
POINT
電話サポートは24時間対応のメーカーと平日日中のみのメーカーで差があります。深夜や休日に使うことが多い方は、対応時間と連絡手段の種類を購入前に確認しておきましょう。修理中はPCが手元にない期間が発生するため、修理期間の目安も確認しておくと安心です。
STORMの保証・サポート内容を詳しく見る
ここからは、STORMの保証とサポートの内容を詳しく見ていきます。
購入前に知っておきたいポイントをまとめました。
標準保証は購入日から1年間
STORMのBTOパソコンには、購入日から1年間の無償保証が標準で付いています。
保証の対象は自然故障で、通常の使用状態で発生した不具合であれば、修理・交換を無償で対応してもらえます。
サポートへの連絡方法
STORMへのサポート連絡は、電話・FAX・メールの3つの手段から選べます。
電話
購入前の相談から修理・サポートの依頼まで、同じ窓口で受け付けています。

対応時間は平日の午前10:00〜11:50、午後12:50〜18:00となっています。
FAX・メール
FAXは24時間365日受付、メールは年中無休で翌営業日以降に回答してもらえます。
平日の電話対応時間外でも連絡できるため、深夜や休日に不具合に気づいた場合もまずFAXやメールで状況を送っておくことができます。
修理を依頼するときの流れ
STORMに修理を依頼する場合の大まかな流れは以下のとおりです。
② STORMより状況確認・対応方法の案内を受ける
③ PCを梱包してSTORMへ発送する
④ 修理完了後、STORMから返送される
連絡時にはあらかじめ、氏名・連絡先・製品名・注文番号・不具合の症状・OSの情報を手元に用意しておくとスムーズです。
購入後、PCが到着してから2週間は初期不良対応期間があります。その期間内に初期不良があった場合、往復送料はSTORMが負担します。
初期不良期間が過ぎた後、発送時の送料はお客様負担となりますが、修理後の返送料はSTORMが負担します。
購入時の箱が残っている場合は、梱包材として保管しておくと安心でしょう。
安心サポート追加パックについて
STORMでは「安心サポート追加パック」というオプションを用意しています。
標準の1年保証が終了したあと、さらに2年間のサポートを受けられるサービスです。
無料になるもの
・技術作業料
・修理後の返送料
有料になるもの(お客様負担)
・修理依頼時の発送料
作業にかかる費用はSTORMが負担し、実際に交換したパーツ代だけを請求される仕組みです。
加入料金
・ハイスペック:12,000円
定額制のため、本体価格が上がっても料金は変わりません。
目安として、ざっくり40万円前後を超えるモデルからハイスペック扱いになる傾向がありますが、パーツ構成によって異なるため、購入画面で確認するとよいでしょう。
なお、安心サポート追加パックへの加入は購入時のみとなっています。
購入後に追加することはできないため、迷っている場合は購入のタイミングで決めておく必要があります。
POINT
安心サポート追加パックは定額制のため、高価なPCでもコストが一定です。また、作業料は無料で部品代のみの負担となるため、故障の内容によっては費用をかなり抑えられます。加入は購入時のみなので、迷ったら早めに決断を。
STORMの保証についてよくある質問
Q:自分でパーツを増設・交換したら保証はどうなる?
場合によっては保証対象外となることがあります。
メモリの追加やSSDの換装など、構成を変更する前にSTORMへ確認しておくのが安心です。
Q:安心サポート追加パックは購入後に加入できる?
加入できません。安心サポート追加パックへの加入は購入時のみとなっています。
後から追加することはできないため、迷っている場合は購入のタイミングで決めておきましょう。
Q:ディスプレイやキーボードなどの周辺機器も保証対象になる?
PC本体が保証の対象となっており、ディスプレイやキーボードなどの周辺機器は対象外となっています。
周辺機器については、各製品のメーカー保証をご確認ください。
はじめてSTORMで買うなら、安心パックを付けておくと安心
STORMで初めてBTOパソコンを購入する方には、安心サポート追加パックの加入をおすすめします。
パソコンは精密機器で、普通に使っていても数年後に故障するリスクはゼロではありません。
筆者も初めてBTOパソコンを購入したとき、「1年で壊れたらどうしよう」という不安から、3年保証になるように延長保証を付けました。
実際には故障せず使えましたが、保証が切れるまでの間、安心してPCを使えたのは大きかったと感じています。
スタンダードモデルであれば6,000円の追加で計3年間のサポートをカバーできます。
定額制なので、購入するPCのスペックが上がっても料金は変わりません。
修理が発生した際も、作業料はSTORMが負担するため、軽微な故障であれば実質的なコストをかなり抑えられます。
「万が一のときに備えたい」という方は、購入画面で安心サポート追加パックの追加を検討してみてください。
保証でカバーできないトラブルを減らすためにも、日頃のメンテナンスは大切です。ゲーミングPCの掃除方法についてはこちらの記事でまとめていますので、あわせて参考にしてみてください。
まだどのPCを選べばよいか迷っている方は、初心者向けゲーミングPCの選び方ガイドも参考にしてみてください。

ゲーミングPCやPCパーツが大好き。自作PC歴は20年以上で、何台もPCを壊してきました。。。
その分PCに詳しくなり、今では自身のサイト「ゲーミングPC NAVI」を運営しています。
ゲーミングPCやPCパーツのレビューをたくさん公開しているので、こちらも是非ご覧ください。